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脳血管性認知症とは

脳血管性認知症は、脳内の血管が詰まったり、破れて出血してしまったりすることによって、その周辺の神経細胞がダメージを受けて引き起こされる認知症です。

 

60-70歳代にかけての男性に多く、脳梗塞脳出血などの病変の広がりや回復の程度等によって、認知機能障害の現れ方や経過もさまざまです。

 

脳梗塞といっても、意識を失って集中治療室に直行するような大きなものばかりではありません。

 

最近ではよく知られるようになりましたが、高齢によると全体の3分の1くらい方が脳の深い部分でごく小さな脳梗塞を1つか2つは起こしています。

 

そうした小規模な脳梗塞がいくつも重なることによって、合わせ技で認知症を引き起こしてしまうこともありますし、梗塞を起こした部位によっては、比較的小さな脳梗塞でも認知症を引き起こすことがあります。

 

もちろん、救急車で搬送されるような大規模な脳血管障害を引き起こした後にその後遺症のひとつとして認知症を引き起こすこともあります。

 

脳内の出血や梗塞は、最近では小さなものでも画像ではっきり確認できます。そのため、脳血管性認知症アルツハイマー病とは違って、「原因がはっきりしている認知症」ということができるでしょう。 早い段階でその原因を取り除く治療を行うことができれば、認知症の段階に至る前に回復する可能性も期待できます。

 

ちなみに、脳血管性認知症を放置しておくと、しだいに老人班の形成や神経原線維変化が始まってアルツハイマー化し、混合型の認知症になっていきます。

急激な症状のない小さな脳梗塞は、アルツハイマー化の原因になっている可能性もあるといえるでしょう。認知症防止のサプリメント